保護猫歴は、約25年になります。この記事では、約20年前の夏に保護した、ケガをした野良の子猫の話をします。
毎日見ていた野良の親子を、見なくなりました
当時、近所には野良の親子がいました。親が1匹、子が2匹です。近所の人も私もエサをあげていて、地域猫という言葉をあまり聞かない頃だったので、自由にしていました。
ある日、毎日見ていた親子を見なくなり、日にちが経ちました。近所の猫好きさんも同じことを言っていて、その方は、子猫らしい子が道路わきで亡くなっているのを見たそうです。事故ではなく、虐待かもしれない、普通の死に方ではなかったと聞いて、何があったのだろうと、内心心配していました。
夏、家猫が網戸に駆け寄るようになりました
夏に向かって暑くなり始めたころ、大丈夫かなと網戸越しに外を見るようになりました。すると、家猫が大急ぎで網戸に駆け寄ることが何度かありました。注意深く観察すると、家に来ていた子猫でした。ただ、様子がおかしく、怖がっていて、姿にも違和感がありました。
背中のかさぶたと、短くなった尻尾
通ってくることが分かったので、エサをあげて観察しました。背中に大きなかさぶたのようなものがあり、長かったはずの尻尾は短くなって、先もおかしな状態でした。
そのとき、もう一匹の子猫のことを思い出しました。あくまで私の推測ですが、ひょっとして虐待されて生き延びたのかもしれない、と思いました。
網戸越しに仲良くなって、家に入れました
何とか家で保護しようと考えて、行動しました。一番の功労者は、すでに家猫になっていた猫です。ケガをした子猫を呼んで、網戸越しに仲良くなり、網戸をそうっと開けて通り道を作りました。そうして家に入ってきたところを捕まえて、動物病院に走りました。
動物病院で分かったこと
診察で、気づいていなかった頭の骨に陥没があると教えてもらいました。獣医さんからは、悪意のある人間の仕業と言われるほど、顕著な状態でした。頭は、何か硬いもので殴られた可能性、背中の皮膚は、カッターのような刃物でつままれて切られた可能性、尻尾は、切断されたか折られた可能性がある、ということでした。
人間の身勝手さを憎みました。ただ、子猫の状態は最悪ではなかったので、少し安心しました。尻尾は、処置のときに壊死があって、さらに短くなりました。背中のかさぶたは少し膿んでいて、ズルっとめくれて、処置をしてもらいました。
回復するまでの経過
回復するまでは、消毒や服薬など、いろいろなことをしました。背中は、毛は生えないかもしれないと言われていました。でも、かさぶたが小さくなるにつれて、傷口はふさがりました。毛の模様は変わってしまいましたが、生命力の強さには感動しました。
まとめ
人間の身勝手さを憎んだ出来事でしたが、生命力の強さに感動した保護でもありました。通ってくる子猫に気づけたのは、網戸に駆け寄った家猫のおかげです。
家に引き入れた家猫はオス猫でしたが、この子猫の母親にもなってくれて、甘えさせてくれる良い関係でした。今はもう2匹とも会えませんが、ずっと仲良く癒してくれる猫たちでした。
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