【この記事の要約】
- 挫折と再起: 社会人4、5年目の深刻な挫折で一度社会を離れるも、多頭飼いしていた猫たちを養う責任感から再起動。
- 20年間の継続: 働き方は変わっても「猫のために働く」という目的を軸に、累計10匹以上の猫たちを飼い、今日まで歩んできた実体験。
- 実家を守るDIY: 大切な資産である実家の基礎(柱・壁)を傷つけない防御策を施し、多頭飼いとの共生を20年以上維持。
- 読者へのメッセージ: 守るべき存在のために環境を整えることが、自分を支え、20年という継続を生む力になる。
著名人の言葉よりも必要な「泥臭い継続」の話
人生には、カズレーザーさんのような軽やかな思考や、坂口憲二さんのような劇的な復帰だけでは語れない、「泥臭い継続」が必要な時があります。
テレビやSNSで見かける「自分らしく生きるヒント」は、時に私たちを勇気づけてくれますが、時にその眩しさが今の自分とのギャップになり、余計に足元を暗く照らすこともあります。「あんな風に強くはなれない」「あんな劇的な再起は自分には無理だ」と、溜息をついたことはないでしょうか。
私の社会人生活は20年を超えました。その傍らには、常に猫たちがいました。 今振り返っても、最大の転機は社会人4、5年目の頃。私は心が折れ、一度完全に社会を離れました。周囲がキャリアを積み上げていく時期に、自分だけが立ち止まっている。社会復帰なんてできるのか……そんな時期を経験した私を動かしたのは、高尚な理想ではなく、逃げ場のない「命の重み」でした。
1. 「癒やし」ではない、5匹の命という「責任」
よく世間では「猫に癒やされる」「ペットが心の支え」と言います。もちろん、彼らの存在が愛おしいことに変わりはありませんが、社会を離れ、どん底にいた当時の私にとって、5匹の存在はもっと切実なものでした。
逃げ場のない責任感
立ち直るのに必死だった時期、もし私が一人きりだったら、きっとそのまま社会のレールから外れたまま、自分の人生を諦めるのは簡単だったかもしれません。
でも、目の前には5匹の猫たちがいました。 私が倒れ、収入が途絶えれば、この子たちはどうなるのか。お腹を空かせ、路頭に迷わせてしまうのか。そう思うと、震える足でもう一度、社会へと踏み出さざるを得ませんでした。
「私が倒れれば、この子たちは終わる。守れるのは私しかいない」
それは「癒やし」という生易しい言葉ではなく、圧倒的な「責任感」でした。でも、その責任感こそが、私を無理やり現世に繋ぎ止め、再び仕事へと向かわせる唯一のエンジンになったのです。
2. 「実家を守る」という、もう一つの使命
私の再起は、単に外で稼いでくることだけではありませんでした。猫たちと暮らす場所は、大切な実家です。
基礎を死守するためのルール
猫を多頭飼いするということは、それだけ家へのダメージも大きくなるリスクを孕んでいます。特に、一度社会を離れた私を支えてくれた実家は、替えのきかない大切な資産です。
「柱や壁を、猫たちの爪から死守する」。 これは、家族に対する礼儀であり、私が猫と生きるために自分に課した最低限のルールでした。だからこそ私は、猫を飼い始めた段階で、家の基礎部分を傷つけないためのDIYをきっちりと施しました。
一度しっかりとした「防御」を完成させてしまえば、あとは猫たちの性格に合わせて見守り、維持するだけです。どれほど仕事が辛く、がむしゃらに働いて疲れて帰ってきた日でも、家が守られているという事実は、私にとって心の安らぎとなりました。
10匹以上の猫たちと歩んだ、がむしゃらな20年
それから社会人生活を続け、気づけば20年以上が経ちました。働き方は変わっても、「猫のために働く」という私の軸だけは揺らぎませんでした。 その長い歳月の間に、猫たちは代わり、私はこれまでに累計10匹以上の猫たちを飼い、その命を預かってきました。
当然、猫の代が変われば性格も変化します。その都度、注意深く観察しながら共生を続けてきました。挫折を経験してから今日まで、私が足を止めなかったのは、常に「この子たちのために」という目的があったからです。
3. 「がむしゃらな20年」を支えた、住まいの知恵
一度社会を離れた私が、多頭飼いを続け、10匹以上の命を背負って20年以上走り抜く中で確信したことがあります。それは「環境を整えることが、自分を助ける」ということです。
基礎を守り、共生を継続する
実家の基礎部分を傷つけず、かつ猫たちが自由に暮らせる空間。一度きっちりと作り上げたその環境が、私の20年を支えてくれました。
- どの素材なら、猫の爪から柱を完全にガードできるのか
- 基礎に穴を開けずに、どうやって快適な環境を維持するのか
- 多頭飼いという環境で、いかに家を美しく保つか
これらは、20年という長い時間、実際に10匹以上の猫と向き合い、生活を守り続けてきたからこそ分かる、私なりの「現場の知恵」です。この「守り抜いている」という事実は、誰にも奪われない私の実績となりました。
4. 実家を傷つけない、猫との「共生」の極意
猫を守るために働き、猫を守るために一度整えた家を維持し続ける。 このシンプルな繰り返しが、私の20年を形作ってきました。
もしあなたが今、一度立ち止まってしまった自分を責めているなら、まずは「誰かのために環境を整えること」から始めてみませんか?
大きな変化を追い求める必要はありません。一度しっかりと自分の居場所を守るための基盤を作り、それを淡々と維持し続けていく。その継続こそが、いつの間にかあなたの自尊心を取り戻す大きな力になります。
私が20年かけて実践してきた、実家を傷つけず、猫10匹以上と幸せに共生するための「鉄壁の防御」の記録を、ここにまとめました。


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