こんにちは、ゆきです。
職場で誰かに「頼りにされる」と、ほとんどの人は嬉しいと感じるでしょう。しかし、その「頼り」には、あなたの成長を促す「良い場面」と、あなたの時間を奪う「悪い場面」があると思いませんか?
今回は、私が経験した中で、信頼を得る過程と、頼られ過ぎて困るときの具体的な対応戦略を深掘りしたいと思います。
「自分の仕事は向いていない、やりがいがない」と感じている人ほど、この「頼りにされる戦略」を身につけることで、自ら仕事に変化と成長を生み出すことができます。

1.信頼を得るためのスタートライン:「違和感」に気づくこと
社会に出ると、誰もが「覚える → 任される → 意見を求められる」という過程を経て信頼を得ます。この過程に例外はありません。
過去の私も「ただもらった仕事をちゃんと終わらせれば良い」と考えて過ごしていました。しかし、日々を過ごす中で、「もっと効率が良いのでは?」「これは本当に正しい手順か?」といった違和感(自分の感覚)がどうしても出てきてしまい、その感覚に嘘がつけなくなりました。
これが、受け身の姿勢から脱却し、頼りにされる人になるための大きな成長のターニングポイントだったと確信しています。
頼りにされる前兆:素直な行動と改善の姿勢
頼りにされるきっかけは、あなたの経験、丁寧さ、知識など様々です。私の場合、素直に教えてくれる人の真似をすることから始まりました。
仕事を真似ていく中で、少しずつですが改善点を見つけたり、疑問が出てきたりします。それが自然と仕事の態度や行動に現れて、人の目に付き始めます。これが、「この人に聞けば何とかなりそう」と周りに思わせる頼りにされる前兆となります。
2.関係性を深める頼られ方:相互信頼がベース
頼りにされることは、必ずしも一方通行ではありません。同僚や後輩からの頼りは、知識や経験の共有が主になります。
- 例: 上司への確認代行、使い方、機械エラーの原因など。
最も重要なのは、お互いが頼ることで信頼を得ているという点です。私もたくさん同僚や後輩を頼っています。自分だけが与えるのではなく、相手を信じて頼る姿勢があるからこそ、不安なく仕事が進められる関係性が成り立つものです。
上司からの頼りは、主に仕事の効率と成果が問われます。
私の場合、一人で任されることが多い理由が「速いから」だそうです。それは私が「仕上げは期限当日ではなく1日前を目指して常にしている」ためではないかと思っています。これは、上司にとって「期限内に必ずやり遂げる人」という最大の証明になります。
3.頼られ過ぎて困るとき:「先読み」で影響力をコントロールする

頼られ始めは嬉しいですが、自分の仕事をそっちのけで手伝い続けると、自分の段取りが崩れ、いずれつらくなります。
そんな時に私が取っていた行動は、頼ってきた人の仕事の「先読み」をすることでした。
同僚・後輩への対応戦略:一括解決に集中
頼ってくる時は、つまづいた一部分を聞いてくることが多いです。
- 行動: その一部が終わったら、後の工程で必ず確認すべきことをセットで質問し、一度にすべてを解決することに重点を置く。
これにより、自分の時間を最小限に抑えられるだけでなく、相手の成長も促すことができます。
上司への対応戦略:素早い判断と責任の明確化
上司から任される仕事は、やり遂げることを目的として信頼関係が発生します。
- 行動: ひたすら期限内に終わらせることに集中し、期限に間に合うかどうかの判断を早めに検討しておく。
- リスク: できないと思って引き受けて期限に間に合わないと、信頼関係を壊すだけでなく、責任が伴います。
頼られることを当たり前にするのなら、素早い判断と行動が、困った状態から抜け出す鍵となります。自分はどうしたいのか、引き受ける範囲を明確に考えることも、正しい判断です。
まとめ:頼りにされることは「自分でやりがいを創造する」こと

頼りにされるということは、相手との関係性が上手くいっている証拠であり、何よりも自分が成長しているという証拠でもあります。
「この仕事は向いていない、やりがいがない」と悩む方もいるかもしれません。しかし、現状で成長していくことを諦めない限り、自分で仕事に理由(成長)を作って変化させることができます。
頼られ過ぎて困る時も、それは自分の限界を超えるチャンスです。判断と行動を見直すことにより急成長できると考えています。
まずは、「頼りにされる人」になることを目指してみてください。自ら仕事に変化を与えることで、漠然とした「やりがい」ではなく、確固たる「自己成長」という違ったものが手に入るはずですよ!
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