こんにちは、ゆきです。
転職するときの業種や職種の選び方で、「成功」や「失敗」が決まってしまうのか?この問いに悩んでいる方も多いでしょう。
私自身、キャリアの中で同じフィールド(経験を活かす)と違うフィールド(未経験に飛び込む)を繰り返し経験してきました。その試行錯誤こそが、今の私を作っています。
今回は、私がどんな基準でフィールドを選び、何を学び、どうキャリアを主導してきたのかをお伝えします。この経験が、あなたが「どちらを選ぶべきか」という迷いを「自分の可能性を広げる試行錯誤」へと変えるヒントになれば幸いです。
1.同じフィールドを選んだときの「リスクヘッジ戦略」
私が同じフィールドを選んだのは、1社目の「選択肢がなかった」時を除き、「私にできること」を基準に選んだ後の2社です。
特にブランクが5年以上あった後の再挑戦は、現場の技術発展もあり、正直とても躊躇しました。
ブランクを乗り越えるための合理的な選択
それでも業界へ戻ることに決めたのは、「できること」であり、「慣れるための最短ルート」だと判断したからです。
- 戦略: 余程の実績がない限り、ブランク持ちは最初から正社員は難しい。だからこそ、まず慣れることを目標に派遣社員として業界に関わることを選択しました。
- 結果: 当初の現場と異なる点は多かったものの、慣れるスピードが速かった。
これは、ブランクというデメリットを抱えていても、ステップを踏むことで着実にキャリアを再構築できるというリスクヘッジ戦略でした。転職を繰り返す中でも、基礎となる経験を活かすことは、確実な一歩となります。
2.違うフィールドを選んだときの「可能性への投資」

私はキャリアの中で5社以上、全く違うフィールドに飛び込んできました。
選んだ基準はシンプルに、「一からで実績もいらないし、努力すれば良いだけだから」という、新しいことへの期待感です。
続かなかった経験も「未来への投資」である
実際に飛び込んでみて、続かなかったところは2ヶ月で辞め、続いたところでは3年以上という大きな差がありました。この差は、「極端に体を壊すほど合わない」か、「未知の領域に自分を馴染ませることができたか」に分かれます。
違うフィールドを選ぶメリットとデメリットは、どちらも「知らないことを始めること」です。
- デメリットの活用: 最近では「合わなければ辞めた方が良い」と言われますが、「辞め癖」をつけるのはマイナスです。しかし、我慢しすぎると体を壊します。線引きは難しいですが、短期間で辞めた経験も「合わない理由を明確にする自己分析」という未来への投資になります。
こちらの【頑張るが続く人になるための戦略】の記事で伝えたように、合わない環境で無理に頑張り続けることは、意志の持続を妨げてしまいます。
3.キャリアの軸を固める「適応力と探求心」
結局、同じフィールドか、違うフィールドか、どちらが良いのでしょうか?
最終的に言えることは、「自分がその会社でどうなりたいのかを見つけられるか」、そして「そのデメリットをいかにメリットに近づけられるか」が鍵となるということです。
- 同じフィールド: 会社が変われば方針が変わる。そこに適応し、新しい知識を習得することでメリットに転換。
- 違うフィールド: 目まぐるしい日々で疲れても、新しく知ることで関連性が分かり知識になった、というメリットに転換。
すぐに「合わない」と判断することは、自分の可能性を諦めてしまうことかもしれません。
合わないと思ったら、安易に諦める前に「どうして合わないと思ったのか、何がそう思わせているのか」を徹底的に考えてみてください。
こちらの【未来を引き寄せるアンテナの張り方】の記事でも触れたように、自分の思考を深掘りする探求心を持つことで、その「合わない」という感覚が、ただの思い込みだったのか、それとも次に進むべき明確な理由なのかが明確になります。
あなたのキャリアは、どちらの道を選んでも必ず成長の糧になります。
まとめ:選択は「成功」ではなく「探求」の始まり

今回は、転職時の「同じフィールド」と「違うフィールド」の選択についてお伝えしました。
どちらの道を選んでも、メリットとデメリットは必ず存在します。大切なのは、「自分の可能性をどこまで探求できるか」という姿勢です。
短期間で安易に諦めるのではなく、「なぜ合わないのか」という問いを掘り下げてみてください。その探求心と、デメリットを成長の糧に変える適応力こそが、あなたのキャリアを主導する力になります。
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