【生き方】坂口憲二さんに学ぶ、難病からの復帰に見る「プロの覚悟と家族の絆」

こんにちは、ゆきです。

今回は、ドラマ『医龍』の再放送で再び注目を集めている俳優、坂口憲二さんについて調べてみました。

誰もが知る人気俳優として活躍していた彼ですが、2014年に原因不明の難病「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され、長期にわたる闘病生活と芸能活動休止を余儀なくされました。この病は、股関節から膝にかけて激しい痛みを伴い、骨の組織が壊死してしまうというものです。

人気絶頂期に予期せぬ困難に直面しながらも、「しっかり体調を戻してから、自分のできることをやっていきたい」とプロとしてのコメントを残し、見事に復帰を果たした坂口さん。

彼の難病からの復帰の裏側に見る、プロの覚悟と夫婦の絆について考察してみましょう。

予期せぬ困難に立ち向かう「プロの覚悟」

病気の予防法や基本的な治療法がない難病を前に、坂口さんが残した「しっかり体調を戻してから、自分のできることをやっていきたい」という言葉には、「俳優として再び人前に立つ」という強いプロ意識が感じられます。

多くの病気がそうであるように、原因不明の難病を抱えながら闘病を続ける日々は、心身ともに非常に心細く、過酷なものだったはずです。

しかし、彼は一時的な活動休止を選び、徹底的に治療に専念することで、「復帰」という目標を達成しました。これは、自己の健康を最優先し、人生を長期的な視点で考えるという、プロフェッショナルとしての潔い生き方でもあります。

坂口さんが難病と診断された当時、奥さんは妊娠中でした。

奥さんは都内で飲食店を経営されている一般の方ですが、出産直前まで店に出て働き、家計を支えていたそうです。一方の坂口さんは、自宅で療養しながら子どもの面倒をよく見る「イクメン」だったと報じられました。

「イクメン」という言葉には、「男性が子育てに協力すること」というニュアンスがありますが、子どもの面倒を見るのは「親として当然の役割」です。坂口さん自身も、当たり前のことをしていただけだと感じていたかもしれません。

この状況で大切なのは、「どちらがより大変か」ではなく、「夫婦がお互いの状況を理解し、その時々で役割を交換し、協力し合う」という姿勢です。奥様が経営者として頑張っている時、坂口さんは父親として、そして夫として、家庭の基盤を支えていたのです。

これは、こちらの【水川あさみさんに学ぶ】記事で考察したように、自立したプロ同士が互いの仕事と自立を尊重し合う、現代の理想的な夫婦の絆の形と言えるでしょう。

坂口憲二さんの難病からの復帰は、人生において予期せぬ困難に直面しても、立ち直る力があることを私たちに示してくれました。

この試練を乗り越えた経験は、きっと彼の今後の俳優としての「生き方」に深みを与え、私たちを楽しませてくれるはずです。私たちも、こちらの【安田章大さんに学ぶ】記事のように、人生の試練を乗り越え、自分らしく生きる強さを持ち続けたいですね。

再放送された『医龍』のように、坂口さんが再びドラマの主演として活躍される日を楽しみに、これからも応援していきましょう。