こんにちは、ゆきです。
今日のテーマは「人間関係と鬱の関係」です。
私も鬱になった経験があるので、何もしたくない、人生を投げ出しているような状態がどれだけしんどいか、痛いほど理解できます。
どうしてそこまで心が荒み、閉ざしてしまうのか。それは、心に負担をかけている証拠なのに、そのサインを自分で気づけないところに一番の問題点があると言えます。
今回は、この経験を乗り越え、周りとの距離感を保ちながら心に余裕を持てるようになるための戦略をお話しします。

1.心の境界線の崩壊:なぜ鬱状態になってしまうのか
鬱は、心の状態が身体にまで出てきてしまう、心の限界が破綻した状態です。
私の場合、退職時の約束を相手が守らなかったことが発端となり、自分の勝手なイメージとの落差も重なり落胆しました。公的機関の労働事務所を利用するほどドロドロとした状況で、気づいた時には病院で薬を処方される状態でした。
あの時、ドロドロとした心を吐き出せれば、鬱にならずに済んだかもしれません。しかし、「何を言っても伝わらない」と感じてしまったのです。
- 鬱の原因となる感情の蓄積: 不信感、言葉にできないもどかしさ、自分への無力感。
これらのマイナスの感情が、心の限界以上に溢れてしまうと、私たちは自分の心を守れなくなり、鬱になってしまうのです。
2.心の復旧プロセス:「リセット効果」の活用
心の限界を超え、マイナスの感情が止まらない状態では、理屈で抜け出すことは難しいです。そこで、私が実践したのは、「心のリセット」を最優先にすることです。

ステップ1:感情を抑えずに吐き出す
心が疲弊している時、無理に好きなことをしようとしても、原因を思い出して落ち込むことが多いです。
これは、心が必要としているリラックスやリセットができる状態へ持っていくための、とても大切なプロセスです。
ステップ2:科学的なリラックスの活用
人の心理学では、泣く行為はリラックス効果やリセット効果があると言われています。マイナス感情を出し切った後に、ようやく心が元気になれる動物に触れる、自然を見る、本を読むといった行為に集中することで、回復に向かっていきます。
こちらの【夢を諦めた過去の経験から語る諦めグセの解除法】の記事で解説したように、まずは「諦めない」という心の姿勢を保つことが、回復の土台になります。
3.回復後の「自立した行動力」が評価を高める
回復の兆しが見えてきたら、これからの自分の人生を楽しくするための「自分を守る術」を身につけることが重要です。
私にとってそれは、「人任せにせず、疑問や不信感は自分で調べるクセ」を身につけることでした。
- 行動: 職場に対する不信感や不安から、わからないこと、知らないことは自分で調べたり聞いたりすることを徹底的に繰り返す。
- 結果: この「自立した行動力」が、職場での高い評価に繋がりました。
「自分を守る術」が「貢献意欲」に変わる
この「自分を守る術」は、決して自分の殻に閉じこもることではありません。自分の立場を確立するために手にしたものであり、結果的に周りを気にし過ぎない余裕を生み、それが他の人への気配りや貢献となります。
まとめ:自分を守る行為が「強い自分」を作る

鬱を経験したからといって、ずっと弱い訳ではありません。自分の選択でいつでも変われます。
自分の人生を、他人から悪い影響を受けて自分を閉じ込めたり、押し殺して終わらせるのは面白くありません。
今は精神的に弱いかもしれませんが、自分の人生のかじ取りは自分で行ってください。 他人任せでは、何も変わりません。
自分を守る行為が、最終的に強い自分を作り、周りから信頼され、評価される人間へと成長させてくれることを知ってください。やってみようと思ったあなたを応援しています。
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